お題箱返信(2/19)

2/19 17:41 ゆめさんこんにちは。12月の新刊御本「或る少女」と1月の〜の方>>

この度は当方の本をお手に取っていただき、更に心躍るメッセージまでいただき誠にありがとうございました。私のためにあんなにも熱く思いを綴ってくださったことに歓喜し、返信ご不要のお気遣いをいただきましたが、遅くなってもどうしてもさせていただきたかったため、書かせていただくことをお許しください。BOOSTの件もこちらこそありがとうございました。重ねてお礼申し上げます。

「或る少女」については、原稿中何故自ら悲しくなるような本を描いているのだろうかと自問自答を繰り返していましたが、原稿という荒療治の成果あってか、しのぶさんの喪失がなければ今の物語の展開はなかったと少し前を向けたと思っています。喪失は悲しかったですが、喪失自体を否定したい訳ではなかったのだと自分の中で気持ちの整理がつきました。一方、冨岡さんの気持ちを書くのは非常に難しいのですが(個人的に竈門兄妹と錆兎、姉、恩師以外の他人への心の向け方が分かりにくい人のため、このような表現をしております)、僅かながらでもしのぶさんと過ごした日々が楽しかった、意味があったと思っていると良いなあ、と思っています。さり気なくも確か、と表現していただけて嬉しかったです。またラストについても上質な映画、と表現いただき恐縮ながらも感激いたしました。

「かなえられない恋のために」こちらは随分自分の悪癖が出てしまった本となったため受け入れていただけるだろうか、と不安だったのですが、ご感想を読ませていただき形にして良かったと噛み締めております。冨岡先生としのぶさんのあのやりとりを描きたかったために本にしたので、一番描きたかったシーンや台詞についてお言葉をいただけて小躍りしております。緊迫感や厳しさを表現出来ていたとしたならば願ったり叶ったりでありました。甘露寺さんの柔らかさはなかなかしのぶさんにはないものなので(甘露寺さんとしのぶさんの柔らかさの種類は違うと思っており、双方違うところがまた2人の魅力なのだと個人的には思っています)箸休めのような雰囲気を出せていたら幸いです。また、キメツ軸のしのぶさんは年相応に振舞っていてほしいと願いつつも、その芯は変わらず強く不屈であってほしいと願わざるを得ません。そのように言っていただけて本当に嬉しいです。

新刊を脱稿するまで禁欲、と返信も我慢していたのですが、その間に様々なことがあり本を完成させるのにいつも以上に四苦八苦してしまいました。それでも、時間がかかっても何とか完成出来たのは読んでくださる方のお陰だと思っています。いただいた一字一句が宝物のようで読み返させていただく度に初めて読ませていただいた時と同じように心打たれています。励みにさせていただき、今後もマイペースながら漫画を描いていこうと思います。この度は返信にお時間を要し申し訳ありませんでした。心よりありがとうございました。

2020-4-29  22:43